ウメタが選ばれる理由
本場・紀州南部(みなべ)から本物の梅干しをお届け
株式会社ウメタは、全国有数の梅の産地である紀州・南部(みなべ)で梅干しの製造および販売を手がけています。昭和17年(1942年)にこの地で創業し、長きにわたって良質な地場産の梅を使った梅干しや梅の関連商品を世に送り出してきました。
「ひと味違う人財を育てます、ひと味違う商品を作ります、ひと味違う企業を目指します」という企業理念を掲げ、その理念に沿った人財の育成、商品づくりおよび商品開発、そしてひと味違う企業を目指して組織や会社のあり方を構築してきました。
梅干しは、古くから私たち日本人にとって定番であり国民的な食べ物として親しまれてきました。そしてウメタの本社と工場、直営店がある和歌山県みなべ町は全国的に知られる梅の名産地です。梅の食文化がもつ素晴らしさを本場である紀州・南部(みなべ)より広く知っていただくとともに、梅干しの新しい可能性を楽しみ、親しんでいただくための取り組みをおこなっております。
安心して食べていただくための品質管理体制
古くから梅干しは保存食として重要な役割を担ってきました。傷みにくく日持ちすることが昔の人々にとってはとても重要なことで、食べ物の少ない時期には梅干しはとても貴重な存在でした。
もとより安全な食材として知られてきた梅干しですが、より安全に安心して食べていただくためにウメタでは徹底した品質管理に取り組み、食品の安全性確保、危機管理によるリスク低減、組織強化をおこなっています。また、食品安全管理の国際標準規格であるISO22000の認証を業界に先駆けて取得しています。
ただしこれはウメタにおける従来の食品安全マネジメントの延長線上にあるもので、以前からおこなってきた安全管理を認証取得に少し合わせるだけで取得することができました。いわばISO22000の認証を取得する前から同レベルの安全管理体制を確立していたということであり、ウメタが取り組んできた「食の安全」が国際標準でも認められるレベルにあったと言えるでしょう。
「ひと味違う商品」を生み出す発想力と開発力
ウメタが掲げる企業理念の2つ目に、「ひと味違う商品を作ります。」を揚げています。常に新しい商品、ユニーク性のある商品の開発に力を入れていくことを謳っています。
ウメタでは、古くは樽売りといって樽から直接販売していた梅干しを小袋包装にして販売したという「イノベーション」がありました。コストが高く当時は成功しないと言われたことでしたが、現在販売されている梅干しがほぼ包装された状態であることが、その先見性を証明しています。
現在、多くの梅干しには旨味を引き立てるために旨味調味料が加えられています。今では当たり前になっていることですが、梅干しに初めて旨味調味料を加えたのはウメタでした。同様の商品が一般的に流通している現代では減塩梅干しに旨味を加えたこの味を梅干しの味だと認識されている方も多いかもしれません。
しかし、すべての味付けに旨味調味料が最適だとは限りません。はちみつの甘さと梅の酸味を活かすために、はちみつ梅には旨味調味料は必要ないと判断しました。現在売れ筋商品となっている「甘酸っぱいはちみつ梅」という商品群は、こうした経緯で生まれたものです。
梅干しに初めて旨味調味料を加え、次に旨味調味料を使用せず、甘酸っぱさやまろやかな味の梅干しを開発。これらはすべて「ひと味違う商品」であり、梅干しの新たな可能性を開拓しご提案するものです。ウメタはこれからも企業理念に沿った商品開発をつづけることにより、その強みを発揮していきたいと考えています。
商品開発の裏には製法の知恵あり
さまざまな「初」の商品を開発してきたウメタですが、新しいアイデアを形にすることはこれまでになかったものを生み出すわけですから、決して簡単ではありません。
たとえばウメタの売れ筋商品となったはちみつ梅は、「はちみつと旨味調味料を同時に使わない」という発想から開発がスタートしました。しかしそれでは思うように味をつけることができず、試行錯誤をつづけていくうちに、少しずつエキスを濃くする、つまり少しずつ浸透圧を上げていくという解決策にたどり着きました。
そうして生まれたのが「二段仕込」と銘打った商品です。名前のとおり二段階で仕込むことで味わい豊かな甘酸っぱいはちみつ梅を完成させることができました。さらに一工夫として甘さを加えるために果糖を使用しています。これは果糖の分子構造が小さいため甘さの切れがよくなるという特性を生かしたものです。
このほかにもドリンク商品である「飲む梅干」、マンゴーとの相性をきわめた「マンゴー梅干」、また「種ぬき梅干」といった使い勝手にこだわった商品もラインナップしています。
これらの商品はすべて直営店や通販サイト「梅翁園」などでお買い求めいただけます。